interview

毎晩ほんの数分聴くだけで熟睡できるようになり 楽しく続けるうちに、気づいたら幸せになっていました! 【禅で変わった私の暮らし】

第九回 森田優さん

家業の工場を手伝うことになり、それまでやりがいを感じていた仕事を退職した森田優さん。人と接する機会が減り、仕事へのモチベーションも保てず、ストレスを抱え込むようになっていたといいます。
そんな時、偶然目についた「InTrip」を使い始め、夜に2つの習慣を続けることで、森田さんの日々に変化が訪れます。「ユーザーになってもうすぐ1年ですが、プログラムが豊富で毎日聴いても飽きないし、スマホで簡単にできるので続けやすいですね」。仕事や暮らしがどう変わっていったのか、うかがいました。

スマホで5分から始める
心をケアする毎日習慣

―― 「InTrip」を使い始める前の、森田さんのお仕事や暮らしについて教えてください。

2020年の年末までは美容クリニックのカウンセラーをしていましたが、父親の他界をきっかけに前職を退職し、家業を手伝い始めました。ユニフォームのプリント加工をする工場を、家族経営しています。

生活が一変し、仕事も気持ちも落ち着かず、バタバタしているうちに1日が終わってしまうこともありました。もともと1人時間を楽しむのが好きで、図書館で本を読んで過ごしたり、お寺で坐禅や写経をすることもあったのですが、そんな心の余裕もなくなっていて。自分の好きなことで心と体を整えたいと感じ、転職と同時にオンラインでヨガの勉強もはじめました。

―― 暮らしが大きく変わったことで、戸惑いやストレスは感じましたか?

はい、すごく感じました。前職も、その前の仕事も直接人と関わる接客業でした。お客様に提案をして喜んでもらえること、笑顔を見られることが仕事のモチベーションになっていて、とてもやりがいがありました。

それが、工場で黙々と1人でする仕事に変わり、人との関わりが激減。目の前の仕事に一生懸命取り組んでも、リアクションを返してくれる人はいません。自分という人間の価値を感じられなくなってしまい、心が病みそうなくらい追い詰められてしまって。

イライラや怒りも感じやすくなっていた中で、ヨガのレッスンの1つだった瞑想をすることが、癒しの時間になっていました。気持ちを立て直すために、日々の瞑想や心のケアを毎日の習慣にしたいと考えていたとき、インスタグラムで「InTrip」の投稿が目についたんです。インスタの投稿内容がすごく充実していて、すぐにこのアプリを使ってみたいと感じてダウンロードしました。

(シルクプリントのインク、ラバープリントのシートなど、森田さんがお仕事で使う道具)

―― 瞑想や心のケアのツールとして「InTrip」を使おうと思ったのですね。

本やYouTubeで瞑想のやり方やモチベーションを上げる方法を勉強していたけれど、たくさんある情報の中からどれを選んでいいのか悩んでしまったり、時間がかかるのが手間で続けられませんでした。

「InTrip」は3分から5分程度の短いプログラムが多く、これなら無理なく続けられると思いました。「一日一禅」など日替わりのプログラムや週ごとに更新されるプログラムが毎日画面に表示されるので、今日はどれを選ぼうかと悩む必要が無いのもいいですね。
定番プログラムも豊富で、その日の気分に合うものを選んだり、お気に入りに登録している「引き寄せ禅」「慈悲の瞑想」などを繰り返し聴いたりしています。

ダウンロードして最初の2週間は無料で利用できたのですが、まだまだ聴いてみたいプログラムがたくさんあって、「これは2週間でやめるわけにはいかない!」と、迷うことなく継続しました。いつも手元にあるスマホの画面をタッチするだけで使えるので、今では毎日プログラムを聴くのが習慣になっています。

心と時間にゆとりが生まれ
ご機嫌で一日をスタート

―― 「InTrip」を習慣的に使い始めてから、心の在り方や仕事の悩みに変化はあったでしょうか。

もともと考えすぎる性格で、小さなことでも延々と考え込んでしまうことが多かったんです。特に夜になると考え事が止まらなくなってしまい、眠れなくなることもありました。
それが、ベッドに入ってリラックスした状態でプログラムを聴き、ポジティブな問いに向き合ったり、今のあなたで大丈夫という肯定的な話を聴いていると、心がスーッと落ち着くようになりました。1人で悩んでいたところに、高い視点からアドバイスをくれる友人ができた感じですね。

寝る前にもう1つしているのが、「ごきげんログ」の入力です。その日の楽しかったこと、嬉しかったことを記録する機能があり、日記代わりに毎日使っています。日記帳を開いてペンで記入するのは面倒だけれど、アプリを聴くついでに入力できるので、無理なく続けられます。

プログラムを聴いて、ごきげんログを入力するという2つが毎晩の日課になってから、睡眠の質が上がって熟睡できるようになりました。以前は、気が重くなることばかり考えて眠れなかったのに、今はその日の楽しかったことを思い出しながら、笑顔で眠れるようになったんです。寝つきが悪い日でも、プログラムを2つか3つ聴いていると、いつの間にか寝落ちしてしまいますね。

(『一日一禅』を毎日聴くほか、『引き寄せ禅』『慈悲の瞑想』など、お気に入りのプログラムを繰り返し聴くこともあるそう)

―― ご機嫌で眠りについたら、翌朝も気持ちよく1日をスタートできそうです!

熟睡した翌朝はスッキリと目覚めて、以前はダラダラと過ごしていた朝の時間にも「InTrip」を聴くようになりました。朝一番に集中する時間を持つことで、気分の切り替えが上手くできるようになり、1日の過ごし方にメリハリが付きました。心と時間にも余裕が生まれて、仕事のパフォーマンスも上がったと思います。

家族で仕事をしているので、一緒に過ごす時間が長くなると、ちょっとしたことでイライラしてしまい、ケンカになることも。それが、心にゆとりが出てくると、自分がイラッとするポイントが分かるようになって、「あ、イライラが始まりそう。この話はやめておこう」とスルーできるように。ネガティブな感情に対処するのが上手くなったと感じています。
無駄にぶつかり合わず、大切なことは話し合えるようになって、家族との関係も穏やかになりました。

それから、朝の自転車通勤がすごく楽しくなりました!プログラムでは、日本の暦に寄り添った暮らし方や、自然の移り変わりについての知識を学ぶことができるので、空や植物の美しさ、変化にも目がいくようになって。昨日まで咲いていなかった花に気づいて感動したり、珍しい鳥を見つけて嬉しくなったり、何気ない日常の景色に幸せを感じられるようになりましたね。

自分を労わることで
見える世界が変わる!

―― 考えすぎるクセを手放して、日々の小さな幸せにフォーカスできるようになったんですね。

ストレスや不安を抱え込んでいたのは、自分の心の在り方に原因があったのだと感じています。心配事や嫌なことばかり考えているから、よりつらくなってしまう。それが、仕事の仕上がりをもっときれいしようとか、新しいことに挑戦してみようと物事を前向きに捉えられるようになり、仕事内容は以前と同じなのに、楽しめるようになってきました。

この間、オープンしたばかりのカフェにお茶をしに行ったとき、お店のオーナーに自分の仕事の話をしてみました。そうしたら、お店のユニフォームにプリントをお願いしたいと持ち掛けてもらえて!
これまでは、父親から引き継いだ仕事を淡々とこなしていたのですが、自分から行動すれば、人と関わる機会も作れるし、仕事も面白くしていけると気づきました。新規のお客様からの仕事を受注するために、デザイン編集ソフトの勉強も始めたところです。

最近ヨガインストラクターの資格も取得できたので、ヨガと瞑想の講座も始めたくて、準備中です!

(両足院の『半夏生』 特別拝観で撮影)

―― 新しい挑戦がすでに始まっているようですね!

ストレスに押しつぶされてしまう前に、心のバランスを取り、癒すお手伝いがしたくて。私自身もそうでしたが、悩みがあったり、精神的にダメージを受けているときは、自分を責めてしまいがちです。人と比べて自分は出来ていないとか、もっと努力しないとダメだとか。
それが、客観的に自分を見つめられるようになると、自分に合わない環境で頑張りすぎていることに気づけたりして、楽になれるんです。

そんなふうに俯瞰して自分を見られるようになったのは、「InTrip」で内面に目を向け、自分自身を労わる習慣を続けてきたから。まずは自分を整えていくと、外の世界も少しずつ変わっていきますね!

プログラムを続けるうちに、気が付いたら生きやすくなっていたという森田さん。「頑張って取り組んだわけでもなく、毎日の楽しみとして気軽に聴いていたら、なんだか幸せになっていました(笑)」。
環境は同じでも、自分の在り方次第で見える世界が変わっていく。私たちの日々には、まだ気づいていない小さな幸せが、散りばめられているのかもしれませんね。

(聞き手 ライター・野村佳未)

Profile

森田 優さん
大阪府出身。2020年、家業のプリント工場を手伝うため、長年経験を積んできた接客業を離れる。同時期に、以前より興味を持っていた全米ヨガアライアンス認定ヨガ資格のコースを受講開始、RTY200取得。現在は家業と両立しつつ、地元でヨガ講師としての活動を開始するため準備中。

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